
中古車オークションへ参加するために役に立つ事を基本から応用まで詳しく開設します。
目次
買い手として中古車オークションに参加する場合
1.自動車選び
まずは自動車を選びましょう。希望するグレード・走行距離・オプションなどを実際に書きだして、購入対象となりそうな自動車をあぶりだしましょう。カーセンサーの車カタログや、Goo-netの中古車情報ページには、多くの中古車情報が掲載されているので、ココから探すといいでしょう。中古車の店頭購入の場合の価格と、オークション価格は大体比例しますので、店頭価格が高いものほどオークションでの落札価格も高くなります。オークションでの落札価格は大体店頭価格の0.7倍~0.9倍程度になることが多いです。
候補がいくつか決まったら、時間がある場合は実車確認をするといいでしょう。中古車店に行って実際に車を見てください。
2.業者選び
一般客が直接中古車オークションに参加することはできませんので、代わりにオークションに参加してくれる代行業者を選ぶ必要があります。代行業者の選び方ですが、まずはインターネットで検索してみましょう。「地名+中古車オークション代行」などのワードで検索すれば、いくつか業者が出てくるはずです。
3.問い合わせ
めぼしい業者が見つかったら、コンタクトをとってみましょう。ホームページ上に連絡フォームがある場合はそこから、ない場合はメールや電話、あるいは直接訪問などの方法で連絡してください。
問い合わせの際には、グレード・車種・走行距離・色などをできるだけ細かく指定したほうが、見積もりも正確なものになります。走行距離は当然短いほど価格が高くなります。また、色は白・グレー・黒系の人気が高く、落札価格も高くなります。
4.注文
問い合わせで満足いく返事が返ってきたら、実際に問い合わせを行いましょう。注文は問い合わせと同じく応募フォームから行うことが出来る場合もありますが、電話や対面でも可能なことが多いです。
なお、その際には必ず契約書をよく読みましょう。業者によって費用はまちまちですので、よく確認しておきましょう。
5.出品票の確認
中古車オークションでは、落札代行業者は検査員の記入した出品票を見ることが出来ますが、これは購入希望者も見ること出来ます。出品票は多少とっつきにくい部分もありますが、慣れれば簡単に読めるものですから、必ず確認しましょう。業者によっては出品票を見せてくれないところもありますが、そのような業者は避けたほうがいいでしょう。
6.現車下見
中古車オークションに出品される自動車は、オークション当日まで出品ヤードと呼ばれる広い庭のようなところに停められます。ここに止められている自動車はキーがさしたままの状態になっており、落札代行業者は自動車を自由にチェックし、またエンジンをかけることが出来ます(実際に自動車を走らせることはできません)。これを現車下見といいます。
現車下見は落札代行業者が直接行うこともあれば、落札代行業者が指定した別の下見業者が行うこともあります。基本的には落札代行業者が直接行っている業者を選ぶことをお勧めします。
現車下見終了後は落札代行業者、もしくは下見業者から、目で見た自動車の状態を報告する連絡が来ます。
7.応札上限価格の決定
現車下見の報告に納得した場合には、応札額を決定します。応札金額が果てしなく吊り上がってしまっては困るので、応札上限価格(いくらまでなら応札してよいか)を決定します。
8.応札
落札代行業者が応札を行います。オークションが白熱し、応札額が応札上限価格を超えた場合には応札を中止します。
9.結果報告
オークション終了後、結果の報告があります。落札出来た場合には、数日後までに請求書に基づいて落札額などを振り込みます。
10.納車
落札から数週間以内に納車を行います。
11.名義変更
落札した自動車の名義変更を行います。名義変更は代行業者に依頼することも可能ですが、自分で行えることもあります。名義変更を依頼する場合には、車庫証明や印鑑証明などの必要書類を用意する必要があります。詳しくは各代行業者までお問い合わせください。
売り手として中古車オークションに参加する場合
1.相場チェック
売却を希望するグレード・走行距離・オプションの有無などを改めてチェックし、いくつかの中古車買取専門店に実際に一括見積を出してみるといいでしょう。一括見積は無料なので、気兼ねすることなく見積もりを依頼することが出来ます。
買取店に依頼した場合の売却価格と、オークション売却価格は大体比例しますので、買取店の売却が高いものほどオークションでの売却価格も高くなります。オークションでの売却価格は大体買取店の価格の1.2倍~1.4倍程度になることが多いです。
2.業者選び
一般客が直接中古車オークションに参加することはできませんので、代わりにオークションに参加してくれる代行業者を選ぶ必要があります。代行業者の選び方ですが、まずはインターネットで検索してみましょう。「地名+中古車オークション代行」などのワードで検索すれば、いくつか業者が出てくるはずです。
3.問い合わせ
めぼしい業者が見つかったら、コンタクトをとってみましょう。ホームページ上に連絡フォームがある場合はそこから、ない場合はメールや電話、あるいは直接訪問などの方法で連絡してください。
問い合わせの際には、グレード・車種・走行距離・色などをできるだけ細かく指定したほうが、見積もりも正確なものになります。走行距離は当然短いほど価格が高くなります。また、色は白・グレー・黒系の人気が高く、売却価格も高くなります。
4.注文
問い合わせで満足いく返事が返ってきたら、実際に注文を行いましょう。注文は問い合わせと同じく応募フォームから行うことが出来る場合もありますが、電話や対面でも可能なことが多いです。
なお、その際には必ず契約書をよく読みましょう。業者によって費用はまちまちですので、よく確認しておいてください。また、注文の際には車検証や自動車リサイクル券などの書類が必要になります。事前に用意しておきましょう。
5.洗車
意外と忘れがちですが、出品前には必ず洗車を行いましょう。少しでもきれいにしておけば、落札代行業者の心証も良くなります。自動車の外装だけでなく、内装もきれいにするようにしましょう。特に足元周りはゴミがたまりやすいので、掃除機で吸っておくようにしましょう。また、車内のにおいが気になる場合には、消臭剤などで匂いを消しておくようにしましょう。
なお、傷がある場合は基本的にそのままで構いませんが、自分で治せる程度の小さな傷の場合は、治しておいた方がいいこともあります。詳しくは代行業者と相談してください。
6.書類の準備
中古車オークションに出品する際にはいくつかの書類が必要になります。主な必要書類は車検証、委任状、印鑑証明、自賠責証明書、納税証明書などです。また、取扱説明書やナビディスクなどは、必須ではありませんがあればオークションが有利になります。
7.納車
自動車を納車します。陸送業者を利用する場合は費用が掛かります。自分で運転してオークション会場に持ち込むことも可能です。
8.入札・落札
オークションで落札者が出なかった場合は、その後の方針(再出品か引き取りか)を打ち合わせます。落札された場合は10に進みます。
9.代金支払い
売却額から代行手数料などを差し引いた額が、指定の口座に入金されます。
10.名義変更
名義変更の手続きは通常、落札側が行いますので、こちらから特にすべきことはありませんが、いつまでたっても名義変更完了の報告がない場合には、一度代行業者に連絡するようにしましょう。
以上が中古車オークションで車を売り買いする時の大まかな流れになります。すべてを覚えておく必要はありませんが、大体の流れを把握しておけば、実際に中古車オークション代行業者を利用するときに有利になります。