
ここでは、「中古車オークション代行と中古車販売店」を紹介してゆきます。ご検討をお考えの方は是非ご覧下さい。
目次
- オークション落札代行のメリット
- オークション落札代行のデメリット
- 中古車販売店での購入のメリット
- 中古車販売店での購入のデメリット
- オークション売却代行のメリット
- オークション売却代行のデメリット
- 中古車販売店での売却のメリット
- 中古車販売店での売却のデメリット
オークション落札代行のメリット
安く買える
オークション落札代行の一番のメリットは、なんといっても安く買えることです。オークションは競りが終了する瞬間まで価格が分からないのが難点ですが、中間マージンが掛からないため、最終的な乗り出し価格はほぼ間違いなく中古車販売店で買うよりも安くなります。どれくらい安くなるかは時と場合によりますが、大体中古車販売店よりも10~20%程度安くなることが多いです。
安全
中古車オークションでは、第三者的立場にあるオークション会場の検査員が中古車の検査(傷のチェック、評価点の記入、事故歴の有無の確認)を行うため安心です。
希望する車が見つけやすい
出品数が圧倒的に多いため、条件に合う自動車が非常に見つけやすいです。
オークション落札代行のデメリット
自動車を直接確認できない
一般人が中古車オークション会場に立ち入ることはできないため、落札後の納車の瞬間まで実際に車をその目で確かめることができません。ただし、中古車オークションには現車下見という制度があり、車については一般人よりはるかに詳しい代行業者が客の代わりに十分中古車をチェックするため、むしろ安心といえるかもしれません。
試乗が出来ない
現車下見ではキーを回してエンジンをかけることはできますが、試乗が出来ないため、走行しないとわからないトラブルには気が付くことが出来ません。実際にそのようなトラブルが起きるのは稀ですが。
価格がはっきりしていない
中古車オークション最大のデメリットです。ただし、実際にはほぼ確実に中古車販売店で買うよりも安くなりますので、過度に心配する必要はありません。
クレーム範囲が狭い
もしも落札した中古車に出品票の記載と違う点がある場合は、オークション会場に対してクレームをつけることが出来るのですが、このクレーム期間は長くても1週間程度と大変短いです。また、出品票に記載されている不具合についてはノークレームとなります。そのため、落札前には出品票をよくチェックする必要があります。また、落札車両がメーター改ざん車などでない限り、基本的に返品はできません。
中古車販売店での購入のメリット
価格がはっきりしている
中古車オークションで購入する場合と違って、いくら払えばいいのかが最初から明示されているため安心です。
保証が充実している
保証の内容は保証の種類によっても異なりますが、消耗品やボディ外内装部品を除いたほとんどが保証の対象となることが多いです。具体的には電子制御部品、ステアリング、エンジンなどはたいていの場合保証の対象内なので、購入後にトラブルがあっても安心です。また、万が一トラブルが起きた際には、ロードサービスのサポートを行ってくれる場合もあります。
自分で下見・試乗が出来る
実際に自分で自動車を目で見ることが可能なため、中古車オークションよりも安心感があります。ただし、最近は中古車のメーター改ざんが巧妙化していますので、注意が必要です。
中古車販売店での購入のデメリット
価格が高い
最初からいくら払えばいいのかはっきりしているのはいいのですが、結局のところたいていの場合中古車オークションで購入するよりも価格は高くなります。どれくらい高くなるかは車種などによっても異なりますが、大体中古車オークションで購入するよりも10~20%程度高くなることが多いようです。
メーター改ざん、事故歴隠しのリスクがある
中古車オークションの場合はプロかつ第三者的立場にある中古車オークション会場の検査員が検査を行ってくれますが、中古車販売店を利用する場合はそれがありません。メーター改ざんや事故歴隠しは素人目にはわからないことも多いです。
情報量が少ない
何万台もの中から自動車を選べる中古車オークションと比べると、どうしても情報量は少ないです。
オークション売却代行のメリット
高く売れる
中古車オークションを利用する場合の最大のメリットがこれです。中間マージンが必要ないため、直接業者価格で売却をすることが可能です。オークションが過熱した場合は、思った以上に価格が高くなることもあります。いくら高くなるかは時の運にも左右されますが、最低でも中古車買取店+5万円での買取は期待していいでしょう。
対応地域が広い
全国のオークション会場の中から、最も有利な会場を代行業者が選んでくれるため、高く売れる可能性がさらに高まります。ただし、オークション会場が遠い場合にはその分陸送費用が高くなるため注意が必要です。
消費税が受け取れる場合がある
中古車オークションで売却する場合は、個人間売買とは違い、客が消費税を受け取ることが可能です。実質的に8%買取額がアップするようなものです。
名義変更が確実
中古車オークションは厳正なルールに基づいて運営されているため、名義変更が確実に行われます。名義変更が遅い場合には違約金が支払われます。
オークション売却代行のデメリット
いくらで売れるかわからない
売却代行の最大のデメリットです。ただし、ほとんどのケースで状態相応の価格が付くため、過剰に心配することはありません。
そもそも売れない可能性がある
特に不人気車、修復歴車、過走行車などは中古車市場で人気がないため、買い手が付かないことがあります。買い手が付かなかった場合にはもう一度出品するか、あるいはあきらめて中古車を引き取るかを選ぶ必要があります。一度売れなかった自動車も2度3度と出品するうちにいずれ売れることもありますが、出品するごとに出品料がかかりますので注意が必要です。スタート価格を下げるなどして、少しでも売れ残る可能性を減らすようにしましょう。
クレーム対応費用が掛かる場合がある
代行業者によっては、落札天からクレームが付いた場合、その対応費用はすべて出品者(客)が持たなければならないとしているところがあります。ただし、クレーム期間は非常に短いため、実際にはそのようなクレームはほとんどつきません。また、出品票にきちんと記載されている部分についてはクレームの対象外となっています。
中古車販売店での売却のメリット
価格が確定する
中古車オークションでは、その中古車がいくらで売れるのかオークションが終了する瞬間までわかりませんが、中古車販売店では最初に価格を明示してくれるため、安心です。
売れ残るリスクがない
中古車販売店でも買い取れない車はありますが、その場合は業者からその旨が通知されますので、中古車オークションに何度出品しても売れない、といったようなリスクを背負う必要がありません。中古車販売店では買い取ってもらえないような中古車も、廃車買取店ならば買い取ってもらえるかもしれません。
中古車販売店での売却のデメリット
高く売りづらい
中古車販売店は買い取った中古車の多くを中古車オークションに出品しています。そのため、どんなに状態の良い自動車でも買取額には限度があります。中古車オークションで確実に売れる値段であると中古車販売店が判断した価格より買取価格が高くなることはありません。
対応地域が狭い
中古車オークションのように、全国どこでも対応!という中古車販売店は多くありません。一括売却査定サービスを使えば多少は対応地域も広がりますが、それでも中古車オークションと比べればはるかに狭いです。
このように中古車オークションと中古車販売店には、それぞれ別のメリットとデメリットがあります。中古車オークションでは中古車を安く買うことが出来、また高く売ることが出来るのですが、それ相応のリスクも背負わなくてはいけません。
逆に中古車販売店での購入は、リスクは少ないですが、金銭的には損な部分が多いです。どちらを選んでも一長一短なので、自分のニーズに合った方法を選ぶようにしましょう。